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こんにちは!
クリーンエクスプレスWEB編集担当のKJです!
フローリングといえば、昔から一般家庭でも学校でも「ワックスがけ」が一つの定番でした。小学校の夏休み前に教室の床を皆でワックスがけし、ピカピカに仕上げたことを思い出す方も多いのではないでしょうか。現在でも、清掃会社などでは、洗浄作業後にワックスを塗布するのが一般的です。ワックスは、小さな傷や汚れを目立たなくし、床を美しく保つために重要な役割を果たしてきました。
しかし、フローリングへのワックスがけは本当に必要なのでしょうか?住宅の美観を保つために、ワックスがけ以外の選択肢はないのでしょうか?そして、その効果はどの程度持続するのでしょうか?今回は、フローリングワックスとフロアコーティングの違い、ワックスの効果と必要性、さらにコストや手間について詳しく解説していきます。
それでは参りましょう!
フローリングワックスの主な効果とは
まず、フローリングワックスの主な効果から見ていきましょう。フローリングワックスには、大きく分けて「美観効果」と「防汚効果」の2つの利点があります。
1. 美観効果
ワックスを塗布することで、フローリングに適度な光沢が生まれ、見た目がスッキリと整います。特に、無塗装のフローリングと比較すると、その違いは一目瞭然です。ワックスによって、床全体が光を反射し、清潔感や高級感がアップします。これにより、住宅の美観を維持しやすくなり、来客時にも良い印象を与えることができます。
また、フローリングの表面にワックスを塗ることで、小さな傷や汚れが目立ちにくくなるという点も、ワックスの美観効果の一つです。日常的な歩行による微細な傷や、家具の移動時にできる擦り傷をカバーし、床全体を均一に美しく見せる効果があります。
2. 防汚効果
ワックスには、フローリング表面に薄い保護膜を作り、汚れが直接床材に染み込むのを防ぐ「防汚効果」もあります。特に、無塗装のフローリングと比べると、ワックスを施すことで多少の防汚効果が期待でき、日常的な汚れが付着しにくくなるのが特徴です。例えば、飲み物をこぼしたり、食品が床に落ちたりした場合でも、ワックスが保護膜の役割を果たし、床材が直接ダメージを受けにくくなります。
ただし、ワックスは水分や薬品に弱く、耐久性に限界があります。そのため、頻繁にワックスがけを行わなければ、床の美観を長期間にわたって維持することは難しいです。通常、1ヶ月から2ヶ月ごとに再塗布が必要で、これを怠るとワックス層が劣化し、かえって汚れや傷が目立ってしまう場合もあります。
ワックスもフローリングの保護はしてくれるんですね!
でも1ヶ月ごとに再施工はちょっと面倒かも。。。
もちろん保護はしてくれます!
でもその耐久性や耐傷性、耐薬品性などの性能がフロアコーティングに比べるとかなり劣ってしまうんです。
洗剤を落としただけでシミの様なものができたりするので、毎月メンテナンスをしないと、常に綺麗に見せることはできません。
フローリングワックスは本当に必要なのか?
ここで疑問に感じるのが、ワックスがけの必要性です。フローリングワックスは、確かに一定の効果を発揮しますが、手間とコストを考えると、フロアコーティングなどの他の選択肢も検討する価値があります。
ワックスのメリット
ワックスをしないよりは、薄くても何かしらの保護層を作る方が、フローリングにとっては間違いなくプラスになります。無塗装のフローリングは、いわば「無防備」な状態です。この状態では、床材が直接、傷や汚れの影響を受けやすく、経年劣化も進行しやすくなります。ワックスをかけることで、少なくとも一時的な保護層ができ、無防備な状態よりも床材を保護できることは確かです。
ワックスのデメリット
美観を維持するために毎月または2ヶ月ごとにワックスがけを行うのは、非常に手間がかかります。ワックスの効果が1ヶ月程度しか持続しないため、定期的に塗り直しが必要です。その上、ワックスを塗る前には、古いワックスを完全に剥がす「剥離作業」を行わなければならず、これがさらなる手間を増やします。
また、ワックス自体の耐久性が低いため、強い摩擦や重い家具の移動には耐えられず、表面がすぐに傷ついてしまいます。このため、結果的に頻繁に手入れが必要となり、手間とコストの両方がかかってしまいます。
メリットとデメリットを確認すると、フローリングワックスでもフローリングは多少守れるけど、手間やコストを考えると必要なのか疑問です!どれくらいの手間とコストがかかるかにもよりますけど。。。
ですよね!
手間に関しては実際のところ現実的ではありません。結局できなくなって、汚い状態で生活することになることがほとんどかと思います。仮に業者に依頼するとしてもコスト面も現実的ではないので、DIYになりますが、それでもかなりのコストがかかります。
次はコストと手間についてご説明します!
フローリングワックスのコストと手間
フローリングワックスのもう一つの大きなデメリットは、そのコストと手間です。
コスト面
市販されているワックスの価格は、インターネットなどで4Lあたり約5,000円程度です。一度の施工で1Lを使用すると、4回分のワックスがけが可能です。つまり、毎月施工を行うと、年間で12回のワックスがけが必要になり、年間コストは約15,000円となります。
10年で約150,000円、20年で約300,000円、30年で約450,000円の費用がかかります。2ヶ月に一度の施工にすれば、このコストは半額になりますが、それでも長期間のランニングコストは無視できません。
手間の面
さらに、ワックスがけには相当な手間がかかります。家全体にワックスを塗るには、1〜2日の作業が必要で、床全体をしっかり掃除してから、古いワックスを剥がし、新しいワックスを塗布するという工程を繰り返さなければなりません。これを毎月もしくは2ヶ月に一度行うのは、現実的には非常に厳しいでしょう。
ワックスがけを半年や1年に一度行うことも可能ですが、その場合、フローリングの美観や防汚効果を十分に保つことは難しくなります。定期的に行わなければ、ワックス層が劣化し、床が傷つきやすくなるため、本来の目的を果たせなくなってしまうのです。
これってフロアコーティングの方が安く済むのでは、、、
お察しの通りです。
フロアコーティングを施工する方が、綺麗で簡単で安く済みます。
フロアコーティングのメリットとコスト
それでは、フロアコーティングについてはどうでしょうか?フロアコーティングは、ワックスに比べて耐久性が高く、長期間にわたってフローリングを美しく保つことができる点が大きな魅力です。
コスト面
フロアコーティングの費用は、施工する範囲やコーティングの種類によって異なりますが、一般家庭での施工費用は約100,000円〜400,000円程度です。これだけを見ると、初期費用が高いように感じられるかもしれませんが、一度施工すると10年、20年、さらには30年もの耐久性を誇るコーティングもあります。そのため、長期的に見れば、フローリングワックスにかかるコストとほぼ同等、もしくはそれ以下の費用で済む場合が多いのです。
手間の面
フロアコーティングの大きなメリットは、一度施工してしまえば、ランニングコストがほとんどかからないことです。さらに、耐久性が高いため、頻繁な手入れも不要です。普段の掃除だけで美観を維持することができるため、ワックスのように定期的な再塗布や剥離作業の手間がかかりません。施工後は、床の輝きを長期間維持できるため、忙しい家庭でも手間をかけずに美しいフローリングを楽しむことができます。
フロアコーティングの付加価値
フロアコーティングは、単に美観を保つだけでなく、床材そのものの耐久性も向上させます。薬品や水分、傷に対して強い保護層を作り、フローリングをしっかりと保護します。これにより、住宅全体の価値を高めることができ、長期間にわたって床を美しく保つことが可能です。
また、仕上がりの光沢感も選べる点もフロアコーティングの魅力です。高級感のある艶やかさを求める方には、グロス仕上げがオススメですし、逆にマットな微光沢仕上げを希望する場合も対応可能です。このように、自分の好みに合わせた仕上がりを選べる点も、フロアコーティングがワックスより優れている点の一つです。
フローリングワックスの効果と必要性について、しっかりと知ることができました!
結果としてはフローリングワックスよりもフロアコーティングの方が断然良いですね!
そうですね!
当社でもワックス施工は可能ですが、それを商品として販売していないのはお客様にとって良い判断ではないから販売をしていません。
やはり、フローリングの保護にはフロアコーティングがおすすめです!
まとめ
今回、フローリングワックスとフロアコーティングについて詳しく解説してきました。ワックスは、短期的には一定の効果を発揮し、美観や防汚効果が期待できますが、手間とコストがかかる点が大きなデメリットです。さらに、頻繁な手入れが必要で、長期的には高額なコストがかかります。
一方で、フロアコーティングは、初期費用が高いものの、耐久性が高く、長期間にわたって美しい床を維持できる点が大きな魅力です。ランニングコストがかからず、手間も少ないため、住宅の美観を長く保ちたい方には最適な選択肢です。
結論として、手間やコスト、そして長期的な美観維持を考えると、フローリングワックスよりもフロアコーティングが優れた選択肢と言えるでしょう。
以上がフローリングワックスの効果と必要性の解説でした!
今後も様々なコラムを書いてまいりますので、よろしくお願い致します!
それではまたお会いしましょう!!